子どもの歯磨きと歯並び、矯正について
- 2023年12月2日
- ブログ
こんにちは、SHO DENTAL Salonです。
今回は小児矯正、特に歯磨きや歯並びについてお話ししていきたいと思います。
お子様の歯磨きや口腔内について、『どのようなケアをしたらいいの?』『歯磨きの仕方は?』『うちの子の歯並びは問題ない?』など悩むお父さん、お母さんは多いのでないでしょうか。
初めに、お子さまの歯磨きについてお話していきます。
歯が生える前<生後6~9か月ごろ>
最初の乳歯が生える前から、歯磨きの準備をしておくことが大切です。
ミルクやおっぱいの後にパパ・ママの指にガーゼを巻き、やさしく口の中をぬぐってあげましょう。普段から赤ちゃんの歯茎や唇に触れ、口の中に物が入ることに慣れておくと、歯磨きにつながるトレーニングになります。
乳歯の生え始め<1歳ごろ>
赤ちゃんの歯磨きは、最初の1本の歯が生え始めた時からスタートしましょう。
1歳頃までの乳歯の生え始めの時期は、歯を磨くことになれる時期として、はじめは水で湿らせたガーゼや綿棒、シリコン製の指歯ブラシを使い軽くこすってあげます。
赤ちゃんが慣れてきたら、徐々に歯ブラシを使って歯磨きをしてみましょう。
初めはツンツンと触るところから、一本ずつやさしく磨いてあげます。
まだ唾液が多くて歯に汚れが付きにくい時期なので、決して無理には行わなくて大丈夫です。赤ちゃんが歯磨きに慣れて嫌がらないことを優先して楽しく行ってみてください。
乳歯が生え揃うまで<1歳~3歳ごろ>
1歳を過ぎると、奥歯が生え始めます。
奥歯が生える時期は子どものむし歯が一気に増え始める時期で、赤ちゃんが眠っている間は唾液が少なくむし歯菌が活動的になるので、寝る前に忘れずにケアをすることが大切です。スプーンを持てるようになったら、自分で歯みがきをする練習を始めます。歯ブラシをくわえるだけでも十分です。自分で持ち歯磨きの習慣をつけていきましょう。
仕上げ磨きはお子様の歯を1本ずつ丁寧に、お子様が嫌がらなければ子ども用のフッ素入りの歯磨き剤(液体やジェルタイプ)をほんの少し使って磨いてあげましょう。
フッ素の使用量はフッ素濃度900~1000ppmFの歯磨剤を米粒程度(1~2mm程度)
特に奥歯の溝は虫歯になりやすいので、仕上げ磨きで溝の汚れを綺麗に落としてあげることが重要です。
<3歳~6歳ごろ>
乳歯が生え揃ったら、歯ブラシに加えてフロスも使用していきましょう。
歯の溝だけではなく、歯と歯の間からもむし歯になりやすいため、磨き残しがないようにしましょう。やり方がわからないときは歯医者さんで聞いてみてください。
自分で歯を磨けるようになってくる時期ではありますが、まだまだ仕上げ磨きは大切です。
この頃からはペーストタイプの歯磨き剤を使います。歯磨き後のぶくぶくうがいが苦手なお子様も多いと思いますが、ぶくぶくうがいができない間は、引き続きジェルタイプのものや拭き取り用のものを使用するといいでしょう。
この時期のフッ素の使用量はフッ素濃度900~1000ppmFの歯磨剤をグリーンピース程度(5mm程度)
6歳以上になると、成人と同じ使用量でフッ素濃度1400~1500ppmFの歯磨剤を歯ブラシ全体(1.5~2cm)に使用できます。
では次に、お子様が歯医者に定期検診で行くのは何歳頃からがいいのでしょうか。
通常は歯が生えそろってから歯医者さんに行くことをおすすめしておりますが、早めに歯を守りたいと思っている方や、小さい頃から歯医者さんに慣れさせたいと思う保護者の方には歯が1本生えた頃からでも大丈夫です。
乳歯は抜けるから虫歯になっても治療は必要ないと考える方もいるかもしれませんが、乳歯と永久歯は混在する時期があります。乳歯がきっかけで永久歯もむし歯になる可能性もある為、小さい頃でもむし歯が見つかったらきちんと治療するようにしましょう。
むし歯が無い段階で歯医者さんを受診し、慣れておくことでむし歯ができた際に怖がらず、スムーズに治療が進められるというメリットもあります。
大人と同じく、3~4カ月に一度の定期検診で、歯の状態や歯がきちんと磨けているか診てもらうことが大切です。むし歯になってから痛い思いや治療費をかけるより、予防できたほうがお得ですよね。
また、お口の中でも、舌の位置は重要であり、舌が適正な位置になければ歯並びが悪くなったり、口呼吸になってお口ぽかんに繋がったりすることもあります。
当院では4歳~12歳程度のお子さまを対象に、<プレオルソ>を導入しています。
一般に歯列矯正治療は、Ⅰ期治療とⅡ期治療に分かれています。
プレオルソはⅠ期治療であり、予防矯正です。
将来Ⅱ期治療を希望される方も、Ⅰ期治療をしておくと、治療期間が短くなることや、費用が抑えられるというメリットがあります。
プレオルソは柔らかく、取りはずしができるマウスピース装置で、お家で1時間程度と就寝時に着けて頂くため、学校へ持っていく必要はありません。
プレオルソは、歯並びだけでなく、お口周りの筋肉の機能を改善する訓練を同時に行うことができます。10歳ころまでに口呼吸を鼻呼吸へ促し、口周りの筋肉のバランスを整えることで、将来の歯並びや成長発育に良い影響を与えるとされています。
もちろん小児矯正だけでなく、成人向けの矯正としてワイヤーの矯正やマウスピースの矯正もございますので、興味がある方は是非お問い合わせください。月に一度、矯正医による矯正相談日もございます。
花小金井で歯医者・歯科をお探しなら、花小金井駅徒歩1分の歯医者 SHO DENTAL Salonに是非ご相談ください。