マウスピースの必要性|SHO DENTAL Salon|花小金井駅徒歩1分の歯医者

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マウスピースの必要性|SHO DENTAL Salon|花小金井駅徒歩1分の歯医者

マウスピースの必要性

こんにちは。SHO DENTAL Salonです。

 

 

歯ぎしり、食いしばりの自覚をされている方はいらっしゃいますか?

 

指摘されたものの、自身では歯ぎしりやくいしばりの自覚がないという方がほとんどではないでしょうか。

歯ぎしりは寝ている間にしていることが多いですが、日常の中でも気にしてみると歯ぎしりはしていたりします。また、比較的弱い力で持続的にかみ合わせてしまうTCHという状態もあります。

 

実は正常な状態では歯と歯は接触することなく、およそ2mm程度、上の歯と下の歯の間には隙間があいています。

これを安静空隙、と呼び、あごに負担がかかりにくい状態です。

 

 

歯ぎしりには種類があります。

・グラインディング

 上下の歯をギリギリする動き。一般的に歯ぎしりと呼ばれ認識されているものです。

・クレンチング

 上下の歯をググッと強くくいしばる動き。音がしないので自他共に気づきにくいものです。

・タッピング

 上下の歯をカチカチと噛み合わせる動き。

 

どれも寝ている間だけでなく、何かに集中している時、重い物を持ったり動かしたりした時にもやっていることがあるものです。

 

TCHTooth Contacting Habit

 比較的弱い力でのかみしめやタッピングしたり、上下の歯が持続的に接触している状態を指す

 

歯ぎしりは癖、心因性、ストレス性によるもの、内因性、咬み合わせの異常やあごの変位によって起こったりします。

 

日常生活の中で咀嚼時にかかる力は平均30~60㎏、1日の中で上下の歯が接触する時間はおよそ20分と言われています。

歯ぎしりの時にかかる力は女性で100~200㎏、体格の良い男性200~300㎏、上下の歯が接触する時間は2~165分と言われています。

 

歯ぎしり噛みしめは決して特異なことではありません。96%の人がしているという報告さえあります。誰でもしている一種のクセと考えて良いと思います。

 

 

1.歯への影響

・自分で自分の歯を削ってしまう。

 

寝ている間は力の加減が出来ず、歯が擦れ合うことで表面のエナメル質を削ってしまいます。人によっては歯に詰めてある金属に穴が開くことさえもあります。

 

・歯がしみる。

 

歯が削られることにより、内部の象牙質や神経がむき出しになり、しみます。

 

・歯の破損

 

歯ぎしりによる強い力で、歯の詰め物や被せ物が割れてしまうことがあります。また、神経の治療をしてある歯は弾力性がなくなるので、強い力がかかり続けることにより歯が折れたり欠けたりしていまい、折れた場合は抜歯になることもあります。せっかく治したところが欠けてしまったりすることもあります。

 

2.歯周組織への影響

 

・歯周炎、歯周疾患(歯周炎=歯槽膿漏)を悪化させてしまうことがあります。

 

歯周病により歯の周りの組織が弱っている場合、歯ぎしりで歯が揺さぶられることにより、歯が移動したり、歯周病により弱っている歯に強い力の負担がかかり、抜けるまでの時間が短くなったりしてしまうこともあります。

 

3.顎関節への影響 

 

・顎関節痛、開口障害、クリック音などを引き起こす場合があります。

 

歯ぎしりは歯だけでなくあごの関節にも過度な力がかかります。あごの周りの筋肉が痛くなったりすることもあります。朝起きた時あごが痛い、口がだるい感じ、開けにくいなどの症状がでることもあります。

 

4.全身への影響 

 

・睡眠時無呼吸症候群、顔面痛、頭痛、肩凝り、腕のしびれ、腰痛、舌痛症、むちうち症状、倦怠感なども引き起こす要因ともいわれています。

 

睡眠時無呼吸症候群はいびきとの関係だけでなく、歯ぎしりとの関係も報告されています。

 

これら全てが歯ぎしり、噛みしめからくるわけではありませんが無用な悪いクセは対策しておくほうがいいでしょう。

 

マウスピースをすることにより、

・歯や歯茎を歯ぎしりから守る。

・あごの関節を歯ぎしりの力から守る。

・歯ぎしりによる筋肉の緊張を和らげる。

 

などの効果が得られます。

 

マウスピースは歯ぎしりを治すことや防止するものではありませんし、腰痛や疲労、不眠症、体のバランスなどを治すというものでもありません。

歯ぎしりをした時に関節や筋肉に大きな負担がかからないようにし、歯が削られる代わりにマウスピースが削られてくれるといったような物としてご使用していただけるといいかと思います。

マウスピースは寝ている間のみ使用します。最初は寝苦しい、忘れてしまう、使うのが手間でやめてしまうといったことがあるかもしれません。それでも実際に使ってみると、マウスピースに削れた跡やかみしめた跡がついてきたりします。

まずは自分の日常でのクセに気づき、使ってみること。

そうすると、マウスピースの効果は徐々に体調に変化をもたらしていくかと思います。

 

全ての症例にマウスピースが必要というわけではありません。マッサージや開口訓練、日中のちょっとした意識改革、習癖の除去、などでも大きな変化が出る方もいらっしゃいます。

 

気になる方はいつでもご相談いたしますのでおっしゃっていただけますと幸いです。

 

花小金井で歯医者・歯科をお探しなら、花小金井駅徒歩1分の歯医者SHO DENTAL Salonに是非ご相談ください。

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