咬むことの大切さや食事のバランスについて
- 2023年11月1日
- 未分類
こんにちは
SHO DENTAL Salonです。
今回は咬むこと、食事バランスの大切さについてお話しします。
みなさんは食事の際、何回くらい咬んでから飲み込んでいますか?
なかなか普段からそこまで考える方はいらっしゃらない
現代の日本人は硬いものをうまく噛めない人が増えています。
柔らかく噛み応えのない食事が多いのが現代の食事の特徴です。ツルッと食べられる麺類や、手軽に済ませられるゼリーなどで栄養を摂る方が増えているのも原因のひとつかなと思います。
“よく咬むことは良いことだ“となんとなく耳にしたことはあっても実際にどのように良いことがもたらされるのかはよくわかっていない方のほうが多いかと思います。
時代によって咬む回数や食事にかける時間は減少しています。
例として、弥生時代の卑弥呼の食事は、現代人が咬む回数のおよそ6倍だったそうです。
このことから、頭文字をとった標語のようなもので
「ひみこのはがいーぜ」というものがあるようです。
以下、ご紹介いたします。
ひ…肥満予防
よく咬んで食べることにより脳にある満腹中枢を刺激し、食べすぎを防ぎます。
み…味覚の発達
味わって食べることにより食べ物の味がよくわかるようになります。
こ…言葉の発音がはっきり
咬むことで口の周りの筋肉が使われ、きれいな発音になり表情も豊かになります。
の…脳の発達を促す
よく咬むことで脳細胞の働きを活発にし、子どもの知育を助けます。
は…歯の病気を予防する
咬むことで唾液がよく出るため、お口の中がきれいになり虫歯を予防します。
が…がんを予防する
唾液には発がん物質を弱める働きがあります。
い…胃腸の働きを高める
よく咬むことで食べ物が細かく砕かれるので胃や腸の負担が軽減されます。
ぜ…全身の体力を向上させる
力を出すときに歯を食いしばれるようになり、全力投球できるようになります。
このように“咬む”ことはこんなにもたくさんの働きがあるのです。
ちなみによく咬むとはおよそ口にいれたものを飲み込むまでに30回以上咬むこととされています。
なかなか難しいですが、咬み応えのあるものから挑戦すると達成しやすいのではないでしょうか。
次に、毎日の食事バランスについてお話しさせていただきます。
毎日の食事では、主食、主菜、副菜を基本に、バランスよく摂ることが推奨されています。
しかしながら、毎度どの食材にどんな栄養が含まれているか把握して召し上がることは、なかなか大変です。
ですから、毎食「3色の食品群」を意識して食べてみてはどうでしょうか。
「3色の食品群」とは、栄養素の働きの特徴により、食品を「赤色」「黄色」「緑色」の3つに分類したものです。 それぞれ、具体的にはどんな食品なのでしょう。
「赤色の食品」…肉、魚、卵、大豆、牛乳など。「身体をつくるもとになる食品」
「黄色の食品」…ご飯、パン、いも、砂糖、油など。「エネルギーのもとになる食品」
「緑色の食品」…野菜、海藻、果物など。「体の調子を整える食品」
例えば、朝食でトーストとコーヒーを食べたときを例にしてみましょう。
トーストは「黄色の食品」。それだけではバランスがよろしくありませんから、加えて「赤色」や「緑色」のものも食べるといい、ということになります。
コーヒーに牛乳(赤色の食品)を入れたり、目玉焼き(赤色)にレタスや果物(緑色)を加えたりすると、3色が揃います。こうして考えると、ちょっとした工夫でより栄養バランスのよい食事になりそうですよね。
バランスの良い食事は身体だけでなく、歯も丈夫にしてくれます。
◆歯を丈夫にする食べもの
「カルシウム」が骨を強くするというのは有名な話ですが、それは歯も同じです。
そんな、歯を丈夫にするカルシウムは、
・ひじき
・小魚
・昆布
・わかめ
・海苔
・牛乳
・チーズ
といった、魚介類や海藻類、乳製品などに含まれています。
ただし、カルシウムを多く摂取したからといって歯が強くなるわけでは
ありません。というのも、カルシウムは吸収率のあまりよくない栄養素で、せっかく摂取
しても、そのほとんどは体内に取り込まれません。
「ビタミンD」は摂取したカルシウムの吸収を促進し、骨まで運ぶ働きをもっています。
ビタミンDを含む食品は魚類やきのこ類で、
・カツオ
・きくらげ
などに含まれています。
◆「食事」も「ケア」もバランスよく行いましょう。
「歯に良い食べもの」は今回ご紹介したように
たくさんありますが、食事だけでは歯を守れません。むし歯や歯周病の予防には
ご自宅での適切なケアと、歯科医院での定期検診が効果的です。
花小金井で歯医者・歯科をお探しなら、花小金井駅徒歩1分の歯医者 SHO DENTAL Salonに是非ご相談ください。